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今回ご紹介するのは、長崎の具雑煮の中に入る
『唐人菜』です。
唐人菜は、長崎白菜とも呼ばれ長崎のお雑煮には欠かせない食材の一つです。
中国から伝わった野菜と言われていて、その見た目は白菜とチンゲン菜の間のような感じで、ちじれた葉っぱは白菜なのですが、白菜のようにぎゅっとは巻きません。
写真はこちらを参照ください(参考:長崎WEBマガジン)
チンゲン菜のように優しく巻くのでとても柔らかく、
お雑煮以外にも、鍋やおひたし、お漬物で食べてもおいしいそうです。
収穫時期は11月から2月の寒い時期の3か月ほど。
栄養素としては、鉄分がほうれん草の3倍含まれています。
唐人菜を使った『長崎・具雑煮』は「名(菜)を上げる」ということで縁起がいいとされ、
他に入る具材としては煎海鼠(イリコ)と言われる干しナマコを入れるのも特徴です。
鶏肉・かまぼこ・しいたけ・人参・ぎんなん・高野豆腐・クワイなど、とにかく具だくさんで、7種類~15種類の奇数の種類の具材を入れ一人ずつ土鍋に盛り付け煮込みます。
具だくさんなのでうまみがぎゅーっと一つの土鍋に集約されていて、
大満足の一杯です。
この具雑煮、長崎県の島原地方ではお正月だけでなく一年中食べられていて
島原地方の伝統料理として愛されているそうです。
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