今回は、宮城県・仙台のハゼ雑煮をご紹介。
すっかりご紹介していると思っていたこちらのハゼ雑煮。
まだちゃんとご紹介してませんでしたね^^;
こちら、見た目豪華なハゼ雑煮。
焼きハゼがドドーンと乗っていて、いくらちゃんまでもが演出してくれている
何ともお正月らしいお雑煮です。
焼きハゼで取ったダシってなかなか口にする機会ってないですよね。
焼きハゼ自体もなかなか手に入らない貴重な食材なんです。
お正月前頃には出始めますが、あっという間になくなっちゃうくらいに作られている数が少ないのです。
探しに探して焼きハゼ様をGET!
念願のハゼ雑煮を作りました。
焼きハゼは一度焼いてから長時間燻してあるので独特な風味を持っています。
ダシだけを飲んでみると、あれ?サッパリしたなかに焼いた魚特有の味が出てて・・・^^;
と、第一印象はいまいち(私・個人の感想です)。。。
しかし、味を調え、具材が入ると何とも不思議(*^_^*)美味しーい!
シンプルな味ながら、焼いた香ばしさに深みが加わり、野菜たちの旨みがMIXされると複雑に味が絡み合って何とも言えない風情のある味わいとなりました。
その作り方は・・・。
1.昆布と焼きハゼを水に浸して一晩おきます。
2.鍋を火にかけ、沸騰直前に昆布を先に出し、焼きハゼは入れたまま弱火にしてクツクツと10分ほど煮込みます。
※この時、魚の形を崩さないように注意してください。お魚は最後にお雑煮の上に盛り付けます。
3.先に焼きハゼを崩さないように丁寧に取り上げ、最後にザルにキッチンペーパーなどを敷き、出汁を濾ます。
4.3のダシに、引き菜(大根・人参・ゴボウなどを千切りにして一晩凍らせたもの)や凍み豆腐の具材を入れ、醤油・酒などで味付けをします。
5.最後に、焼いたお餅を乗せ、セリ、かまぼこを添え、イクラを乗せて、焼きハゼをドドーンと乗せれば仙台・焼きハゼのお雑煮の完成です!
ドドーンと乗ったハゼが豪華な「ハゼ雑煮」。
具だくさんのお雑煮に大満足の一杯です。
仙台でも最近ではこのハゼ雑煮を作る方が減ってきたという話も。
こんなに素敵なお雑煮をなくしてしまうのはもったいない!
伝統的な日本の食文化がまだまだ継承されていくことを願うばかりです。
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