全国のお雑煮・福井の「かぶら雑煮」

福井県内でも、地域によって、家庭によって様々なタイプのお雑煮があるのは、他の地域と全く同様ですが、
どうやら、福井のご当地雑煮は、かぎりなくシンプルなお雑煮が多くみられるようですよ。

そのひとつとして、今回とりあげるのは、赤みその「かぶら雑煮」。

かぶら、というのは方言で、カブのこと。
柔らかいカブに塩気の強い赤みそがよくしみ込み、
爽やかな雑煮です。

だしは、「昆布だし」に赤みそ。
カツオが加わっていないだしですから、とてもサッパリしてます。
赤みその塩気がすーっと体にしみこんでくるような、味噌でありながら爽やか系

餅は丸餅を煮るタイプ。

そして具材は、茎つきのカブにカブの茎と葉のみ。
最後にユズを散らすと、よりサッパリした感じになります。

何で具材にカブを使うか、というと、やはり「来たな!縁起もの!」と手を叩きたくなってしまいますが、
案の定(笑)、『株を上げますように』という縁起を掛けたものだそうです。

福井県には、精進料理で有名な永平寺がありますが、
おぉ~これも見事に精進雑煮、ですよね?
なるほどぉ~~、と私はひとり納得してしまったんですが、
でも、実は福井県内、シンプルながら色々なタイプの雑煮があって、
かならずしも「精進」ではないんですよね。

福井出身の友人たち何人かに聞いたのは、

「白味噌」に丸餅。具はない。
そのかわりハナガツオをた~っぷりのせる!・・・ってタイプ。

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あるいは、白味噌だしに砂糖を加えて食べるってスタイル?!
どうやら敦賀のあたりで多いスタイルみたい。
いいねぇ~、とニヤニヤしてしまったんですけど、何故雑煮に限って
そういうスタイルになるのかは不明。
きっといつか謎を明かしてみたいものである。

ご存知の方は、是非ご連絡を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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