餅のまち 一関

2016/09/29カテゴリ:タグ: , ,

昨日は岩手は一関で、11月5日・6日に出店する「もちサミット2016」の試食会やら説明会があった。
岩手県一関との出会いは、ひょんなことからで、
お雑煮情報収集に余念がなかった義妹のひろみちゃん(お雑煮研究所の記事のほとんどを書いていたのが彼女だったのです。今は果樹農家頑張っています)が見つけてくれてて、元スタッフが昨年のもちサミットにお客として行ったのが始まり。その時に出会った、世嬉の一酒造の専務と岩手大学の山本先生が、なんとすぐに東京にまでやって来てくれて、急にお雑煮やさん粕谷の中で近しい感情が芽生えてしまったのです。「餅に対する思い入れ強いー!!」と、お雑煮に夢中な粕谷としてはすごく親近感感じちゃうってものでしょ?

今や、その流れで知り合った方がお雑煮やさん仕事をしてくれてる。縁でございますね。

一関は餅食文化が盛ん、とは聞いていたけれど、これがもう、半端ないのである。思っていた以上だ。

一関出身のお雑煮やさんメンバーのOさんとお正月の話しをしていると、いつも何か微妙なズレが生まれるのである。香川出身のお雑煮やさん粕谷は、お正月の餅といえばお雑煮に入っているもの、で焼いて食べることはあるけれど、お正月の餅の主役は、間違いなくお雑煮なのだ。
だけど、一関出身のOは違う。

あんこもち
くるみもち
ごまもち
納豆もち
大根もち
・・・とたくさんある中のひとつ、名称も「雑煮もち」だ。
「お雑煮」とは言っても「雑煮もち」とはあまり言わないでしょ?
一関の方にとって、one of them なのね~。数あるもちの中のひとつ、って存在なのね~。。。と思うのである。

以前、もち本膳のことを記事にアップしたことがあったけれど、(http://www.zouni.jp/ichinoseki1/ )
おもてなしのお膳に「もち本膳」があるぐらいですもの。

この歴史は、伊達のお殿様から始まったらしいのだけど、何とも伊達のお殿様っぽい派手なユーモアセンス。
おもてなしを楽しんでいる感じが「もち本膳」を見るだけでも感じてしまう。
トッピングの種類は違えど、全部もちですぞ。でも、色んなトッピングの種類を揃えて餅を楽しんでもらおうとしている心を感じる(*^-^*)
そういうお殿様をまねして庶民にも広まったのかしら。
とても素敵な風習だ。

そんな餅のまちをもっと知ってもらい、餅食文化を広げていこうとしている「もちサミット」というイベントに、お雑煮やさんも今年は参戦しちゃうのですよ。
やはり、私の出身地のお雑煮かな、と「香川のあん餅雑煮」を当日は出しちゃいますよ~。大層遠方からも集まるにぎやかなイベントらしいです。
一関だけじゃなく、仙台からも、もっと遠くからもお客様が集まってこられるんですって。

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色んな変わったもちを食べ比べできるから、楽しそうでしょう?
今年は一関から歩いていける立地の良い場所に変更されたので、電車のお客さんも来やすくなるんですって。
東北地域の方、遊びの計画に加えてみてはいかがですか?
11月5日(土)・6(日)ですよ!
http://mochi-summit.jp/