ホントに体当たりで調べて出来上がった本です。

粕谷としては、2冊目のお雑煮本になるのですが、
今回の「地元に行って、作って、食べた 日本全国お雑煮レシピ」の特徴は、
お雑煮面白い!って粕谷が感じていることを
色んな体験リポート等で表現していることです。

レシピ本・・・というと、料理の仕方手順の表現が中心になりますが、
この本に関しては違っていて、お雑煮の面白さそのものを語っていることがあります。

例えば、雑煮といえば、必ず餅が入っているものですが(例外も一部ありますが)、
餅ってそもそもどうやって作られているんだろう・・・と、
餅米づくりから、農家さんに押し掛けて粕谷自身が体験していて、
このように作られているんだよ、ということが入ってきます。

雑煮に使われるお野菜も。
様々な地域の伝統野菜が雑煮には登場します。
その土地でなければ手に入らない野菜たちの多さも知ってもらいたい。

そして、粕谷が大好きで、実に魅力的な存在である雑煮の出汁についても。
これも粕谷自身が体験したレポートも入っています。

70アイテムほどの雑煮レシピと合わせて、
様々、粕谷が日々感じているお雑煮の面白さを、読者の方々に感じていただけるように
モリモリと載せているんですよ。

私は、ご当地雑煮は、やはりその地元の方たちのものだ、と思っています。
ソウルフードのようなもの。
どんなに私が調べて回っても、あくまでもヨソモノの目線。
私はそのソウルフードがとってもステキな、魅力的なものですよーとお伝えすることが役割だと思っているのです。
だから、地元の方々が自ら地元の雑煮を調査してくれるようになったら良いなー、
改めて自分たちの食文化を見つめなおしてしまうような機会が出来たら良いなー、
と思っているんです。
調べ学習としてでも、雑煮ひとつとっても、
食材、出汁、餅、その他深追いできることがたんとあることを
この本を読んでいただければきっと感じていただけるはず!と思っているんです。

そんな思いをこめて作られた本です!
是非、お手元で読んで楽しんでいただけたら嬉しいです。

『地元に行って、作って、食べた 日本全国お雑煮レシピ』(池田書店)

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