北海道民が誇るべき商品だよ!といつも思ってるのが、
北海道限定めんつゆの「めんみ」。
大手メーカーであるキッコーマンが作っているにもかかわらず、
北海道のソウルフードならぬソウル調味料だと思うのよね。
普通のめんつゆと何が一番違うかというと、干し貝柱出汁が使われてるとこ。
マジでうまいめんつゆだと思う。本当に。
これを使って汁を作ると、あっという間に北海道の味になるなぁ、とも思う。
東京に住んでいると、コレが手に入らないから、
私も北海道に行くと重くても必ず買うのである。
(ついでに言うと、北海道に旅したら必ず買うのは、このめんみと、もち米のハクチョウモチと、練り製品のなるとならぬ「つと」なのだが。お雑煮ビトは海産物に走らずこういう方向なのですよ。)
このお雑煮は、北海道の北見の方から聞いたレシピなんですけどね、
北海道というところは先住民を除いて、開拓の方々の寄せ集めスタートの地だから、お雑煮的にも「北海道のお雑煮」というのははばかられる程、色んな雑煮が存在するところなんです。
開拓に来られる以前の出身地の雑煮が、北海道化して今に至る、な感じは、私的にはとっても面白く、北海道出身の方に会うと雑煮話聞きたくなる衝動が抑えられなくなってしまうのです。
さてさて、このお雑煮は、めんみで作った汁に、タマネギをたんと入れてくつくつと煮て、
そこに低温で揚げた餅を入れるだけのシンプルな雑煮なんですけど、
これがまた、本当に美味いんですよ。
私が書いている「お雑煮マニアックス」にレシピも出ているから買ってくださいな!と言いたいところだけど(笑)、ちょうどこの正月を前に出版元であるプレジデントのdancyuさんところで、ネットでコンテンツにしてくれているので、こちらにリンクを載せておきますね。
https://dancyu.jp/recipe/2019_00002763.html
昨日、三日に、今の私の住まいのシェアハウスでちょいちょいとお雑煮を3種作って皆に振る舞ったんですけど(香川の白みそあん餅雑煮、広島のカキ雑煮、北海道タマネギ揚げ餅雑煮)、作ってみたら、改めてこのタマネギ揚げ餅雑煮うまーい!!と自画自賛してしまい、今日のラジオJ-WAVE RADIO DONUTSでもこの雑煮について語ってしまった!本当にウマいのですよ、この雑煮。
(RADIO DONUTS →ラジコのタイムフリーで11日までは聴けますよ)
揚げ餅のアブラが汁に深みを作ってくれて、タマネギの甘みとマッチして、もうたまりません!
ちなみに、レシピを出版しているくせに自分で昨日作った雑煮はもうちょっと北海道寄せしてみて、レシピの材料に加えて、酒を少々&砂糖を少々加えています。
北海道って、私も幼少期5年住んでいたんですけど、味付けが全般甘いんですよね。汁ものにみりんじゃなく砂糖を加える文化があるから。
更に、たっぷりタマネギを2個使ってこの雑煮を作ったんですけど、半玉分だけは、フライパンでじっくり炒めてみました。より甘みを出すために。
自画自賛でスミマセンが、本当にウマかったんですよー。
「めんみ」がある方なら簡単なので是非めんみを使ってもらいたいですが、
そうじゃない場合も、干し貝柱を一個ポンといれて汁を作ってみると良いですよ。
ちなみにこの雑煮の出自は、石川県出身の開拓者の方々が集まった集落で、
石川県は細ネギだけのシンプルな雑煮だったんですけど、それが北海道化して
細ネギが玉ねぎに、丸餅が北海道は寒かったからですかね、揚げ餅に変わったものです。
ちなみに石川のこんな雑煮↓
粕谷的に不意に唐突にハマってしまいそうな気配。ちょこちょこ作っちゃそ。簡単だし。
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