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千葉県九十九里地方のお雑煮に欠かせない
ハバ海苔に注目!
「はばのり」という言葉さえ聞いたことのない方も多いはず。
わたしも、お雑煮やさんになるまでは見たことも聞いたこともありませんでした。
ハバ海苔とは、千葉県東部(九十九里あたり)のお雑煮には欠かせない食材で、日本の全域の海岸でよく見られる、15から25センチほどの長さがある、緑色や茶色の海藻です。
個人的な感想ですが、見た目は板昆布。
その味も海苔というより薄い昆布のような味と食感。パリッというよりバリッしていて、一般的な海苔のように口の中で溶ける感覚はなく、固形が残る感覚です。
磯の香りがなんとも沿岸部のお雑煮らしく、あっさりとしたなかにも塩辛さと旨みが利いています。
食べ方は、板状の乾燥した海苔を軽くフライパンなどであぶってから砕いてお雑煮に乗せたり、そのまま食べたりします。
以前、この地域のコンビニに年末に立ち寄ったところ、なんとハバ海苔が販売してありました!B5サイズが2枚ほど入って約2000円っ!高っ!
やはり希少かつ高級品なんですね。
千葉県の東部九十九里周辺の地域では、かつお昆布のだしをお醤油で調え、
焼いた角餅をいれ、炙って砕いたハバ海苔と同じく炙ったアオサ海苔・かつお節などをパラパラとその上にたっぷり乗せてお雑煮を食べるそうです。
また、一説ではこの地域では正月三が日は女性は台所に立たないので、
男性がお雑煮を作るため簡単なレシピになっているといわれています。
なかなか出会うことのないハバ海苔ですが、見かけたら是非お試しください!
新しい「海苔」との出会いが楽しめますよ!
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