今回は、広島カープ・阪神タイガース・中日ドラゴンズの三球団!
セ・リーグ後編は広島・阪神・中日の本拠地のお雑煮にスポットを当てます!
まずは、広島カープの本拠地。広島のお雑煮をご紹介。
広島と言えば『カキ』。
広島県の一部では、カキの入った「カキ雑煮」が食べられています。
磯の風味が利いた一品で、カキ好きの私にはたまらない逸品です(*^_^*)
「福をかき寄せる」という縁起も担いでるんですよ!
煮た丸餅にかまぼこ・せり・カキを盛り付け、風味豊かなカキと品のある昆布のダブルだしを注いだらできあがり!
家庭によっては、味噌仕立ても。
他の地域では、塩ブリの入ったお醤油仕立てのお雑煮を食べるところも多くみられます。
次に、阪神タイガースの本拠地・兵庫のお雑煮です。
兵庫県神戸市の一部の方が食べているお雑煮は「焼きあなご雑煮」です。
かつお昆布ダシと焼きあなごの頭で取ったダシを使った、すまし仕立てやみそ仕立て。
お餅は煮た丸餅で、具材は大根、里いも、かまぼこ、お豆腐、三つ葉などがはいっています。
この焼きあなごの入ったお雑煮は、広島県の尾道地方でも食べられているそう。
また、以前にご紹介した青森県の八戸の一部で食べられているような、
クジラの入ったお雑煮もこちらの神戸では食べられている地域があるそうです。
さて、最後に中日ドラゴンズの本拠地・愛知県のお雑煮。
愛知県と言えば「金のしゃちほこ」「豪華な結婚式」など、
ゴージャスなイメージですよね?
だからきっと、お雑煮も海老とかいくらとか乗ってて
チョー豪華なんじゃないかって思いきや・・・
え!?これだけ??ってぐらいのシンプルさ(笑)
でも、このお雑煮がシンプルゆえに旨いのです。
愛知県の中でも名古屋のお雑煮はかつお昆布だしのすまし仕立てで、
このあたりの地域には珍しく、お餅は煮た角餅です。
具材は、伝統野菜の餅菜(もちな)の上に鰹節パラリとかけただけ。
餅菜とは、名古屋のお雑煮には欠かせない具材で、
小松菜に似た伝統野菜で優しい味で美味しいんですよ!
こちらのお雑煮、名古屋の方にお話を伺うと
「このお雑煮以外はお雑煮じゃない!」
とまで言わせるほど、地元の方に愛されてるお雑煮なのです。
先ほど、最後にかつおぶしをパラリと、と言いましたが、
「かつおぶしなし」派も多数。
かつお節をかけると、かつおの風味が強くなりすぎるので
シンプルな味が好きな方は、餅菜のみのお雑煮が「マイ雑煮」なんでしょうね。
さて、セ・リーグ6球団の本拠地(一球団は二軍の本拠地)のお雑煮をご紹介してきましたが如何ですか?
たった、6箇所だけでもこんなにもバラエティ豊かなのです!
お餅にダシ、具材まで地域によって違うなんて面白いでしょ?
次回から、パ・リーグ6球団の本拠地をご紹介していきますね。
私の好きな「北海道日本ハムファイターズ」もご紹介していきますよ!
お楽しみに。
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