北海道札幌市に在住のIさんから教えていただいた、北海道のお雑煮を今日はご紹介します。
北海道は、もともとお雑煮はなかった地域です。
古くからあるアイヌの文化には、お雑煮がなかったからです。
だから、北海道のご当地雑煮は、色んな地域から移住してきた開拓団の雑煮がごちゃまぜになって、更に、北海道の地域ならではの形にカスタマイズされたお雑煮で、
聞いてみるととても楽しいのです。
という私自身も、幼少の頃は札幌に2年半、函館に2年半住んでいたことがあり、
ちょっと懐かしい味なのです。
さて、Iさんに教えていただいたお雑煮は、
餅は、焼かない切り餅。(煮とけた感じ)
ダシは、鶏ガラの濃いしょうゆ味。砂糖たっぷりめ。酒少々。
具材は、鶏もも肉、玉ねぎ、にんじん、ナルト。
北海道、といえば特徴的なのは、汁が甘いこと!
お雑煮に限らず、汁が甘いんですよね。
関東の人にこの味を説明するときには、一番手っ取り早い表現をするならば、
「肉じゃがの汁みたいな味」・・・かな?
ほっとする味だと思うけど、大抵の人は「え?何でこんなに甘いの?」と言うと思うの。
うちの母が、北海道に住んでいた時、驚いていたもの。
私は結構好きな味(*^_^*)
そして、具材に「たまねぎ」が入ってるのも北海道らしいなぁ、と。
全国的に見ても、「たまねぎ」とか「ねぎ」が入ってる雑煮って少ないですから。
あと、ナルト。
北海道には、「なると」と似ている「つと」という練り物がある。
なるとがコレ↓
に対して、「つと」はコレ↓
なんてわかりやすい。。 ダジャレか(笑)、と。
なるとは「茹でかまぼこ」の一種で、つとは「蒸しかまぼこ」の一種なんだとか。
食感が違うらしい。
こっちでは、なるとしか手に入らなかったからなるとで作ったけど、
つとで作りたかったなぁ。
あぁ、雑煮研究は楽しい情報ばかりはいってきて、良いですなぁ(*^_^*)
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