目次
今回は、京都の『白みそ雑煮』をご紹介
こっくりと深い味わいの白みそ仕立て
【お餅】丸・煮
【だし】白みそ仕立て (昆布・かつおだし)
【具材】雑煮大根、金時人参、さといも ミツバ カツオ節
京都の一般的なお雑煮は、こっくりと深い味わいの白みそ仕立て。濃厚な白みそに香ばしいかつお節が一段と味の深みを引き立たせます。
「角が立たず円満に過ごせますように」という思いをこめてお餅は丸餅。具材もすべて輪切りや丸のまま加えられるのが特徴です。
雑煮大根とは、大きい大根のままではお椀に入らないからと、お雑煮のために作られたお正月用のミニサイズの大根で、祝い大根とも言われています。そして、なんといっても彩り豊かな金時にんじんは欠かせません。
京都らしい上品な味わい
京都のお雑煮の特徴は何と言っても白みそです。
かつおだしと白みそのマイルドで品のある甘みと繊細で優雅な味わいがたまらないですよね!
実は、お雑煮やさんになる前の私は白みそが苦手でした。
お雑煮やさんになって、お雑煮を作るために自分でだしを取り、自分好みで味付けをするようになった今は、白みその味わいの深さやコクうまさに惚れ込んでしまっています。
京都の伝統「をけら火」
京都のお雑煮って、歴史深き京都らしく、お雑煮にも数々のしきたりや伝統があるんです。先ほどお伝えした、お餅や野菜の切り方にも理由があったように、お雑煮を作るためや食べるためのしきたりもあるんです!
まずは、お雑煮を作る時。
八坂神社で焚かれた神火の『をけら火』持ち帰って、その火でかまどを焚き一年の無病息災を祈願するそうです。
さらに、お雑煮を食べる時。
4日の鏡開きでは、白みそ仕立てではなく、すまし仕立てのお雑煮に壬生菜(水菜の仲間)を入れて食べるときに、「名を上げる」といって壬生菜をお箸で持ち上げ、「名を残す」といってわざとそれを残したりするそうです。
お雑煮さえもしきたりや伝統を色濃く残しているところも京都らしいですね!
京都府在住の方・京都府ご出身の方。
『うちのお雑煮こんな味でこんな具材入ってるよ!』
などございましたら、ぜひコメント欄よりご投稿くださいませ!
お雑煮やさんが実際に作ってHPにてご紹介させていただきます!
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