お雑煮の豆知識・祝い箸

2015/02/21カテゴリ:

今回の豆知識は、『祝い箸』

お正月、お節料理やお雑煮を食べるときに欠かせないものの
一つとして『祝い箸』がありますが、
その形にも縁起担ぎやしきたり、別名があるってこと知ってましたか?

祝い箸の長さは、「八」という末広がりの数字を使った八寸(約24㎝)です。
別名「柳箸」と言われいて、祝いの席で箸が折れると縁起が悪いので、
丈夫で折れにくい柳の木が使われています。
また、この「柳(やなぎ)」も縁起をかついで「家内喜(やなぎ)」と
表現されたりもします。

その箸袋には、大みそかに家長が家族それぞれの名前を書き、元旦から7日(松の内)まで同じ箸を使うというのが習わしです。(毎回、清めるために洗ってくださいね。)それぞれの名前の書かれたお箸を使用してお節料理やお雑煮を食べます。

丸いお箸の両端がなぜ同じように細くなっているかというと・・・。
別名「両口箸」ともいわれる祝い箸は、
片方が「作物に実りをもたらし、幸せを授けてくださる神様」で
いつも私たちを見守って下さっているといわれている『年神様』が使用し、
もう片方が私たちが使うとされているからです。
7日間同じ箸を使うときも、片方だけ(自分用の側)だけを使うように気を付けてくださいね!

また、「はらみ箸」「太箸」とも言われる祝い箸が、
ふっくらと丸い形をしている理由は、丸いものが生命力を高める形とされ、
その膨らんでる様子が妊婦さんの姿に似ているとして「子孫繁栄」や、
米俵の形に似ているとして「俵箸」とも言われ「五穀豊穣」の願いが込められているからです。

お箸一つでも、こんなに縁起をかついであったり、
しきたりがあるってこと知ってましたか?
次のお正月は、そんなことを思いながら縁起のいい
お正月をお迎えください(*^_^*)