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博多の雑煮には欠かせない「かつお菜」
「お雑煮」の面白さは、その土地ならではの伝統野菜や食材にある!
かつお菜が出回ると、正月だなぁ~と思う。
博多の方にとっては、見ると正月を思うくらい ポピュラーなお野菜ですが、一歩でてみると、なかなかお目にかかる機会がないのが、 このかつお菜だと思います。
高菜の仲間でもあり、大きさは40~50cmにもなるデッカイ葉っぱ。
実は、粕谷は、ここのところは毎年実家の父の家庭菜園で作ってもらっています。
だって、東京ではホントに手に入らないんですもん。。。
名前の由来は、色々言われていますが、煮るとお魚のカツオのように「旨味」がでるから「カツオ菜」というんだという説、
「勝男菜」として「勝つ」に通じる縁起の良さで、正月に食べるに最適、とされているなど、様々。
正直、私は魚のカツオのような味、っていうのは「いかがなものか?」と思いますが、味わい深い葉っぱであることは間違いないです。
せっかく博多雑煮を食べるなら、代用の野菜は使わず、このかつお菜で食べたいわ!と思ってしまいますもん。
だけど、地元の福岡でも正月のお雑煮でしか食べられないため、12月~2月の間にしか出回らず、作付面積も減り、生産者も少なくなっているのが現状だとか。
残念ですよね~。
どんなお味?
灰汁があって、ちょっと苦みがある大人な感じ。
といっても、そんな強烈な灰汁ではないんですよ。
お浸しにするとあれ?ってぐらい淡泊であっさりしてるし、炒め物にもぴったりで、酒飲みにはかなり好まれるんじゃないの?と私は思います。
見た目も青々しわしわに縮れた感じが、何というか大胆で、見た目に個性あり!
栄養的にも、カルシウムの含有量が、カブの葉っぱに並ぶぐらい高いんだとか。
博多の雑煮の三種の神器のひとつです!
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 出世魚のブリを使うことで縁起をかついでいるんです。 また、「かつお菜」と言われる白菜にも似たような食感の伝統野菜が使われているのですが、このかつお菜が煮てもよし!焼いてもよし!な、美味しいお野菜なのです。 […]