焼きえび出汁

鹿児島市内などの一部地域では、
焼きえびのお出汁なんです!

実は私、今も商品監修しているお雑煮でも、
鹿児島のお雑煮出しているんですけどね、
でも、このお殿様の焼きえび、クマエビの焼きえびは未体験だったんです。

このお雑煮で使っているのは、イシエビなどのちびっこい焼きえびで、
もちろんこの焼きえびのお出汁も、エビの甘み、焼きえびならではの香ばしさ、とってもとっても美味しいお出汁なんですけど、島津のお殿様も食べていらしたといわれる立派なクマエビの焼きえび、私、体験したかったんですよね。だってお雑煮やさんですもの。

鹿児島の仙巌園でお正月だけ食べることが出来る、このゴージャスなお雑煮食べたいよーとも思っていました。
https://www.senganen.jp/2019/11/yaki-ebi-zoni-2020/

うふふ♪
今年は、買っちゃいました。クマエビの焼きえび!
ほら!顔と比較して大きさ見てくださいな。
おっきいでしょう~! これがお出汁をひくための焼きえびですよ。

鹿児島の出水市では、クマエビ(アシアカエビ)を炭火で焼いて、天日で干す丁寧な製法でこの焼きえびを作られています。
今はもうこの製法で作られているところは少なくなってしまっているようですが、
このクマエビの焼きえびで出汁をひいた雑煮を何としても食べたかったんです。

実はこれを書いている今もまだ、食べてはいません。
これは来年の正月のお雑煮のお楽しみ!
大晦日に一晩浸水して、丁寧に丁寧にお出汁をひいて、正月の贅沢を満喫してしまうつもりです。

焼きえびで出汁をとるのは、私はまだ鹿児島以外では聞いたことがありません。
もしかしたらヨソの地域でも食べられているところはあるかもしれませんが、このクマエビの焼きえびそのものは
作られているところが何と言っても限られていますので、やはり鹿児島ならではなんでしょう。

ケタ打瀬漁という特殊な漁法で捕獲したクマエビ
http://www.gyokou.or.jp/100sen/pdf/08kyusyu/124.pdf
を使って、更に炭火焼き&天日干し、と実に手がかかったものなんですって。

鹿児島では、九州では珍しく切り餅を焼く雑煮を食べられている地域で、島津のお殿様が江戸から持ち帰った文化が広まっているのですが、江戸風といってもやはり独自のお雑煮文化なんですよね。こんな焼きえびでお出汁をひくなんて東京ではないですもんね。

この贅沢な素材を使ったお雑煮を作ることを、心待ちにしているお雑煮やさん粕谷なのです。

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