お雑煮でたどる『北陸新幹線』後編

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お雑煮でたどる『北陸新幹線』
後編は、上越妙高駅のある新潟県からスタート!

【新潟】

新潟県の上越地方の一部の方のお雑煮は『茶色いお雑煮』です。
えーっ!ちょー地味じゃーんっ^^;
と思った方、この見た目に騙されてはいけません!

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具だくさんのお雑煮は野菜のだしがたっぷり出ていてたまらないのです。
焼いた角餅に、ゼンマイ・ずいき(芋がら)・油揚げ・切り干し大根・人参・ちくわ・こんにゃくなどがふんだんに使われていて、見た目は地味だけど味わい深くてどこか懐かしいホッコリするお雑煮です。

【富山】

次は富山。お雑煮レシピの宝庫・富山県。
紹介するのは、黒部地域などで見られる「福来魚(ふくらぎ)のお雑煮」。
福来魚は出世魚のブリの小さいもので、出世魚であり、福の来る魚として縁起のいいものとされています。
お雑煮には、煮た角餅と人参・ゴボウ・ネギ・こんにゃく・焼き豆腐が入っていて、素焼きした福来魚を乗せるそうです。

ほかの地域では、海の幸の宝庫・富山ならではの「甘海老」を使ったお雑煮などがあったり、また、焼き豆腐が使われている地域が多かったりとその地域ならではの共通点もあるようですよ!

 

【石川】

さて、終着駅の金沢です。
「加賀百万石」ともいわれている加賀のお雑煮は、何とも贅沢!!!
と言いたいところですが・・・。
実は、何ともシンプルなんです^^;

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すまし汁に煮た丸餅と小ねぎがパラリ・・・。
って、シンプルすぎやしないかい??と心配になっちゃいますが、一口食べた瞬間にそんな気持ちが吹っ飛んじゃいます!

そのポイントは「するめだし」。
するめだしで丁寧にだしを取ってあるので、シンプルながらもパンチのある深い味わいなんです。
このダシだったら、ネギオンリーが最大限のトッピング。
食べた人だけが感じることのできる「贅沢な一杯」です。

【福井】

2023年。北陸新幹線は福井県「敦賀」へ
その敦賀地方のお雑煮はシンプルかつ上品なお雑煮です。

お鍋に昆布を敷きその上に丸餅を並べ水を張って火を入れます。
お餅に火が通ったら昆布を取りだし、白みそを溶き入れ
花かつおをたっぷりかけてできあがり。

何ともシンプルなのですが、最後にふわっとかけた花かつおの香ばしさに心が躍り、一口食べると、昆布だしと甘い白みそ、そしてトロッと溶けた丸餅が絡み合って上品な味わいを堪能できます。

皆さんいかがでしたか?
北陸新幹線に沿ってのお雑煮めぐり。

ひと駅先でも、全く違ったレシピに驚いたのではないでしょうか?
福井県や石川県はちょうど西と東の文化が混ざった文化圏なので
さまざまなお雑煮レシピが点在しているのです。
これぞ、お雑煮の醍醐味!

北陸新幹線に揺られながら、各地のお雑煮を思い浮かべてみてはいかがですか?

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