桃の花が満開!山梨のお雑煮
2015/04/10カテゴリ:タグ: 富士山, 山梨, 水かけ菜山梨からの春の便り「満開の桃の花」
山梨県南アルプス市あたりでは、今、桃の花が満開を迎えています。
鮮やかなピンク色のドレスをまとったかのような桃の木は、
緑のじゅうたんをバックに彩りを添えています。
大地の緑と花のピンク、空の青のコントラストが何とも美しいですね!
桃の花の前には、白い花を咲かせたスモモの花が咲き乱れ、
桃の花の後には、ソメイヨシノとは10日ほど遅れたころに、
さくらんぼの花が咲き誇ります。
その後、5月中旬から6月下旬ごろまでがさくらんぼ、
7月から8月ごろには桃が収穫の時期を迎えます。
そんな果物王国の山梨県ですが、
バリエーションが多いのは果物だけではありません!
山梨県は、山に囲まれた地域なので文化もまちまち。
山を越えれば雑煮が変わる。と言わんばかりに豊富なレシピが残されているのです。
一つ目に紹介するのは、海なし県ならではの山の幸のお雑煮。
山梨の一般的なお雑煮は、かつおや昆布、どんこなどのだしをつかいます。
すまし仕立てで、おしょうゆとみりんで味付たちょっと甘めのおダシです。
具材は、大根・人参・ごぼう・サトイモ・油揚げなどに
えのきやしめじマイタケなどのきのこ類がたっぷり入ります。
こんがりと焼いた角餅がのっていて、
最大の特徴は、たっぷりとかけた「かつおぶし」。
香ばしい鰹節の香りが、具だくさんのお雑煮をひきたててくれますよ。
また、富士山の麓・富士吉田市や都留市などでは、
地域特産の「水かけ菜」(アブラナ科の一種)を使用した
味噌仕立てのお雑煮を食べるそうです。
この地域ではお雑煮に欠かせないとされる「水かけ菜」。
山梨在住の私としてはぜひ、GETしてお雑煮作ってみたいと思います。
山梨の他の種類のお雑煮たちもまたご紹介しますのでお楽しみに!